8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、143円40銭から144円44銭まで上昇し、144円01銭で引けた。米先週分新規失業保険申請件数が予想外に減少し、労働市場の強さを示したほか、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がイベントで「インフレが緩和するまで、FRBは強く行動を続ける」と、ジャクソンホール会合で示した強い公約を再表明したため、9月連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利上げを織り込むドル買いが再燃した。



ユーロ・ドルは1.0029ドルまで上昇後、0.9931ドルまで反落し、0.9999ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で市場の大半の予想通り政策金利を過去最大となる政策金利の0.75%ポイントの引き上げを決定。さらに、今後数会合で追加利上げの必要性を指摘したほか、ECB関係筋が10月も0.75%の大幅利上げ実施する可能性に言及したためユーロ買いが強まった。同時に、燃料危機などによる景気後退懸念が重しとなり、上昇も限定的となった。ユーロ・円は144円29銭まで上昇後、143円18銭まで反落。ポンド・ドルは1.1560ドルから1.1461ドルまで反落した。ドル・スイスは0.9760フランまで上昇後、0.9704フランまで反落。ユーロ・スイス絡みのフラン買いが強まった。