9日の米国長期債相場はもみ合い。米連邦準備制度理事会(FRB)当局者からインフレ抑制のために大幅な利上げを継続する必要があるとの発言が聞かれたことから、2年債利回りは上昇し、イールドカーブの平坦化が観測された。ウォラーFRB理事は「経済が衝撃を吸収できるうちに積極的な利上げを進める必要がある」と指摘。セントルイス地区連銀のブラード総裁は、「0.75ポイントの利上げを支持する方向に一段と強く傾いている」と述べた。9月から量的引き締め(月間の資産圧縮額を950億ドルに拡大)が開始されており、債券市場は、次回9月20-21日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.75ポイントの追加利上げが決定されることを完全に織り込んだようだ。



CMEのFedWatchによると、9日時点で9月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が3.00-3.25%となる確率は90%程度。2022年12月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が3.75-4.00%以上となる確率は93%程度。10年債利回りは一時3.245%近辺まで低下したが、ニューヨーク市場の終盤にかけて3.329%近辺まで戻し、取引終了時点にかけて3.31%近辺で推移。



イールドカーブは、フラットニング気配。2年−10年は-24.30bp近辺、2−30年は-10.60bp近辺で引けた。2年債利回りは3.56%(前日比:+6bp)、10年債利回りは3.31%(前日比-1bp)、30年債利回りは、3.45%(前日比:-3bp)で取引を終えた。