14日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米インフレ高進を背景に、来週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ幅拡大が期待される。米金利高が続けばドル買いに振れやすく、145円台に浮上する可能性があろう。



前日発表された米消費者物価指数(CPI)は前月から伸びが鈍化したものの、予想を上回る内容となった。それを受け、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め加速の思惑からドル買い優勢に。ユーロ・ドルは1.00ドルを割り込み、ドル・円は141円半ばから144円半ばへと一気に3円も値を上げた。本日アジア市場で日本政府は円安をけん制したが、前日のドル買い地合いが続き、144円付近に下落後は144円半ばに値を戻した。



この後の海外市場は米金融政策をにらんだ金利の動向が手がかり。今晩発表の生産者物価指数(PPI)は前年比で伸びが低下する見通しだが、想定より強ければ利上げ幅拡大の思惑で金利高に振れ、ドル買いが再開しよう。また、欧州経済の先行きも不安視され、ドルの支援要因になりやすい。一方、日本政府は円安をけん制するものの、日銀の指し値オペで円買いは後退。ドル・円は145円付近での攻防が予想され、上抜ける可能性もあろう。



【今日の欧米市場の予定】

・18:00 ユーロ圏・7月鉱工業生産(前月比予想:-1.0%、6月:+0.7%)

・21:30 米・8月生産者物価指数(前月比予想:-0.1%、7月:-0.5%)