20日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。本日から開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策を見極めようと、全般的に動意は薄い。大幅利上げが予想されるものの、市場は織り込み済みでドル買いは限定的となりそうだ。



前日は日本や英国が休場となったほか具体的な手がかりが乏しく、方向感の乏しい展開。米10年債利回りが低下するとドル売りに振れ、ユーロ・ドルは1.0020ドル台に浮上し、ドル・円は143円前半に失速。本日アジア市場は米金利の続落で、ドル売りが目立った。ただ、3連休明けの東京株式市場で日経平均株価が堅調地合いとなり、日本株高を好感した円売りが主要通貨を支えた。また、米金利の先高観からドル・円は143円台に戻した。



この後の海外市場はFOMCでの政策内容を見極めるムードが広がり、積極的に動きづらい。米連邦準備制度理事会(FRB)は一段の金融引き締めを進める方針で、市場の一部は利上げ幅1.00%を期待する。ただ、メーンシナリオは0.75%ですでに織り込みが進んだとみられ、今晩のドル買いは小幅にとどまろう。もっとも、今週の日銀金融政策決定会合では異次元緩和の継続が予想され、日米金利差によりドル高・円安の基調にかわりはないとみられる。



【今日の欧米市場の予定】

・17:00 ユーロ圏・7月経常収支(6月:+42億ユーロ)

・21:30 米・8月住宅着工件数(予想:145.0万戸、7月:144.6万戸)

・21:30 米・8月住宅建設許可件数(予想:160.5万戸、7月:167.4万戸)

・21:30 カナダ・8月消費者物価指数(前年比予想:+7.3%、7月:+7.6%)

・米連邦公開市場委員会(FOMC、21日まで)