■NY株式:米国株式市場は大幅続落、世界的な株安で投資家心理悪化



ダウ平均は486.27ドル安の29,590.41ドル、ナスダックは198.88ポイント安の10,867.93で取引を終了した。



英国政府が1972年来で最大とされる減税策を発表。インフレ高進にさらに拍車をかけるとの懸念から欧州市場が大幅安となった流れに続き、下落スタート。米国内の長期金利も一段と上昇、景気後退懸念を受けた売りも強まり一段安となった。引けにかけては、世界的な株安を警戒した投資資家心理の悪化で買い持ち高を手仕舞う売りも巻き込み、下げ幅を拡大した。セクター別では、エネルギー、自動車・自動車部品の下落が特に目立った。



宅配ピザ会社のドミノ・ピザ(DPZ)やライブストリーミングプラットフォーム運営のフーボTV(FUBO)はそれぞれアナリストの投資判断引き上げを材料に上昇。石油会社のエクソン・モービル(XOM)やマラソンオイル(MRO)は原油安に伴う業績悪化懸念で売られた。運送会社のフェデックス(FDX)は最高経営責任者(CEO)が提示したコスト削減や6.9%から7.9%の運送料値上げの計画が不十分と捉えられて下落。液化天然ガスプロジェクト開発会社のテルリアン(TELL)は石油会社シェルと21年7月に合意したLNGプロジェクト契約が打ち切られたことを明らかにし大幅安となった。



投資家の恐怖心理を示すVIX指数は一時32.31まで上昇し6月来の高水準となった。



(Horiko Capital Management LLC)





■NY為替:英財政悪化を警戒してポンド急落



23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、142円64銭から143円46銭まで上昇し、143円34銭で引けた。米9月製造業PMI速報値が悪化予想に反し8月から改善し、米国経済が十分に強く、米連邦準備制度理事会(FRB)の力強い利上げに耐えられるとの見方から、大幅利上げ軌道を織り込むドル買いに拍車がかかった。対欧州通貨でのドル買いも強かった。



ユーロ・ドルは0.9776ドルから0.9668ドルまで下落し、0.9692ドルで引けた。ユーロ圏9月製造業PMI速報値が予想を下回ったため欧米金利差拡大観測に伴うユーロ売り、ドル買いが加速。ユーロ・円は139円60銭から138円67銭まで下落した。ポンド・ドルは1.1100ドルから1.0840ドルまで下落。英国政府が景気底入れを目指し1972年以来の大型減税を発表したことを受けて、財政の一段の悪化やインフレ高進に一段と拍車がかかるとの警戒感にポンド売りが加速した。ドル・スイスは0.9832フランから0.9756フランまで下落後、反発。スイス国立銀のジョルダン総裁が追加利上げを示唆しフラン買いを支援。





■NY原油:大幅安、株安を嫌気した売りが増える



23日のNY原油先物11月限は大幅安(NYMEX原油11月限終値:78.74 ↓4.75)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比-4.75ドル(-5.69%)の78.74ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは78.04ドル-83.92ドル。アジア市場で83.92ドルまで買われたが、欧米株安を警戒してニューヨーク市場で78.04ドルまで値を下げた。通常取引終了後の時間外取引では主に79ドルを挟んだ水準で推移した。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  31.73ドル   -0.77ドル(-2.37%)

モルガン・スタンレー(MS) 81.51ドル   -3.26ドル(-3.85%)

ゴールドマン・サックス(GS)301.97ドル  -10.95ドル(-3.50%)

インテル(INTC)        27.52ドル   -0.55ドル(-1.96%)

アップル(AAPL)        150.43ドル  -2.31ドル(-1.51%)

アルファベット(GOOG)    99.17ドル   -1.40ドル(-1.39%)

メタ(META)           140.41ドル  -2.41ドル(-1.69%)

キャタピラー(CAT)      164.24ドル  -6.31ドル(-3.70%)

アルコア(AA)         35.51ドル   -2.01ドル(-5.36%)

ウォルマート(WMT)      130.06ドル  -3.33ドル(-2.50%)