26日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。ユーロとポンドが売られやすいなか、リスク回避的な円買いが先行の見通し。一方、ドルはリスクオフのムードで安全通貨として選好され、ドル・円は下げづらい値動きとなりそうだ。



前週末の取引で世界同時株安の警戒感が広がるなか、ドル買い基調に振れた。ユーロ・ドルは0.96ドル台に、ポンド・ドルは1.08ドル台とそれぞれ歴史的な安値水準に。一方、ドル・円は143円台に値を上げたが政府・与党による為替介入の効果で一段の上昇を回避。週明けアジア市場はイタリア総選挙で右派連合の勝利を見込んだユーロ売りが強まり、ポンドも連れ安。安全通貨のドルと円が買われ、ドル・円は小じっかりとなった。



この後の海外市場は欧州通貨の動向が注視される。イタリアの選挙結果を受け、ユーロ・ドルの売り再開が警戒される。また、英国政府の財政政策が不安視され、ポンド・ドルの仕掛け的な売りが懸念される。いずれもリスク回避の円買いを強めると同時に、ドルへの安全通貨買いを誘発しそうだ。一方、ドル・円は日米金利差が意識され上昇基調は続くとみられる。ただ、政府・日銀は前週にドル売り・円買い介入に踏み切り、過度な円安を抑制しよう。



【今日の欧米市場の予定】

・17:00 独・9月IFO企業景況感指数(予想:86.0、8月:88.5)

・18:00 OECD経済見通し中間報告

・21:30 米・8月シカゴ連銀全米活動指数(7月:0.27)

・23:00 コリンズ米ボストン連銀総裁講演

・23:30 米・9月ダラス連銀製造業活動指数(予想:-8.0、8月:-12.9)

・01:00 ボスティック米アトランタ連銀オンライン討論会参加(所得などの不均衡)

・02:00 米財務省・2年債入札

・05:00 メスター米クリーブランド連銀総裁討論会参加(経済見通し)