■NY株式:NYダウ548ドル高、英国金融不安が後退



ダウ平均は548.75ドル高の29683.74ドル、ナスダックは222.13ポイント高の11051.64で取引を終了した。英国中銀が長期国債市場に介入し同国政府が提示した大型減税計画による影響を警戒した金融市場の混乱を鎮静化させたため、安心感から買われ、寄り付き後、上昇。国内の長期金利も連れる形で大幅低下したため買戻しが加速し、終日堅調に推移した。引けにかけて、金利が一段と低下すると、買いに拍車がかかり、上げ幅を拡大。セクター別ではエネルギーやメディア・娯楽の上昇が目立った。



製薬会社のバイオジェン(BIIB)は日本のエーザイと共同開発中のアルツハイマー病治療薬を巡る早期アルツハイマー病患者対象の治験で症状悪化抑制が確認されたと良好な結果を発表し、上昇。ホームセンター運営会社のホームデポ(HD)は、フロリダに接近しているハリケーン「イアン」関連で売り上げが伸びるとの思惑に、買われた。航空機メーカーのボーイング(BA)は、中国航空による同社製787マックス機、24機の購入契約がまとまったことが報じられ、上昇。給与・人事関連アウトソーシングサービスを提供するペイチェックス(PAYX)は、四半期決算で内容が予想を上回ったほか、通年の収益見通しを引上げたため買われた。



また、電子署名のキュサイン(DOCU)は従業員全体の9%を削減する計画を含む再編計画が好感され、上昇。配車サービスのリフト(LYFT)も経済への不透明感からコスト削減目的に雇用凍結計画を発表し、上昇した。一方で、携帯端末のアップル(AAPL)は新型アイフォーン14の需要が期待したほど強くなく、増産計画を撤回との報道を嫌気し、大きく売られた。同社に部品などを提供する半導体メーカーのクアルコム(QCOM)も売上低迷を想定し、下落。なお、投資家の恐怖心理を示すVIX指数は30.03まで低下した。



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■NY為替:英中銀は国債市場に介入、米長期金利低下でドル反落



28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、144円73銭から143円91銭まで下落し、144円11銭で引けた。英国政府の新大型減税策を受けた同国金融市場の混乱を鎮静化するため、英中銀は計画していた量的引き締めを延期し、緊急長期国債購入策を発表。英国債相場急伸に連れ、米国債相場も反発。米長期金利の低下に伴いドル売りが優勢となった。



ユーロ・ドルは0.9556ドルから0.9751ドルまで上昇し、0.9738ドルで引けた。ユーロ・円は138円31銭から140円40銭まで上昇。リスク回避の円買いが後退した。ポンド・ドルは1.0571ドルから1.0916ドルまで上昇。英中銀の国債市場への介入が安心感に繋がり同国株式市場やポンドが下げ止まった。ドル・スイスは0.9883フランまで下落後、0.9746フランまで下落した。





■NY原油:大幅続伸で82.15ドル、米長期金利の低下や株高などを好感した買いが入る



NY原油先物11月限は大幅続伸(NYMEX原油11月限終値:82.15 ↑3.65)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比+3.65ドル(+4.65%)の82.15ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは76.55ドル-82.34ドル。米長期金利の低下、米国株高、ドル高一服などが原油先物を押し上げた。通常取引終了後の時間外取引では82ドルを挟んだ水準で推移。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  31.07ドル   +0.50ドル(+1.64%)

モルガン・スタンレー(MS) 81.47ドル   +1.99ドル(+2.50%)

ゴールドマン・サックス(GS)300.79ドル  +9.41ドル(+3.23%)

インテル(INTC)        27.13ドル   +0.24ドル(+0.89%)

アップル(AAPL)        149.84ドル  -1.92ドル(-1.27%)

アルファベット(GOOG)    100.74ドル  +2.65ドル(+2.70%)

メタ(META)           141.61ドル  +7.21ドル(+5.36%)

キャタピラー(CAT)      167.76ドル  +5.32ドル(+3.28%)

アルコア(AA)         35.23ドル   +0.53ドル(+1.53%)

ウォルマート(WMT)      133.11ドル  +2.16ドル(+1.65%)