29日のニューヨーク外為市場でドル・円は144円78銭から144円26銭まで下落し、144円43銭で引けた。米4−6月期価格指数確定値が1981年以来で最高となったほか、米先週分新規失業保険申請件数が昨年5月初旬来の20万件割れで、4月来の低水準となり労働市場のひっ迫が連邦準備制度理事会(FRB)の積極的な利上げを正当化するとの見方に金利上昇に伴いドル買いが優勢となった。その後、欧州通貨買いに対するドル売りに押された。



ユーロ・ドルは0.9680ドルから0.9815ドルまで上昇し、0.9814ドルで引けた。ドイツの9月消費者物価指数が予想を上回りユーロ導入来で最大の伸びとなったため、欧州中央銀行(ECB)の利上げ観測を受けたユーロ買いや、ポンドの買戻しに連れたユーロ買いが強まった。ユーロ・円は140円10銭へ弱含んだのち141円76銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.0850ドルから1.1120ドルまで上昇。英中銀の国債市場への介入を受けたポンドのショートカバーが続いた。ドル・スイスは0.9855フランまで上昇後、0.9740フランまで反落した。