4日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。上値の重さが嫌気され、売りが出やすい見通し。ただ、複数の米連邦準備制度理事会(FRB)当局者が講演などでタカ派姿勢を示すとみられ、米金利が持ち直せばドルは買い戻されそうだ。



前日発表された米ISM製造業景況指数は景気の好不況の節目である50を上回ったものの、予想よりも低調な内容となった。それを受け米連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め加速への思惑が後退し、米金利の低下を手がかりとしたドル売りが先行。ユーロ・ドルは0.98半ばまで値を切り上げ、ドル・円は144円10銭台に失速する場面もあった。ただ、本日アジア市場はドルの買戻しが主導し、ドル・円は145円を目指す展開となった。



この後の海外市場は米金利にらみの展開となりそうだ。今晩は複数のFRB当局者に発言機会が予定され、インフレ抑止に向け引き締めを加速させる方針を改めて示す見通し。米長期金利はそれにより持ち直し、ドルへの買戻しが見込まれる。また、ユーロやポンドは前日買われたが、根強い不透明感で買いは後退しドルを押し上げる要因に。ドル・円は日本の為替介入が警戒されるものの、前日付けた145円30銭が上値メドとして意識されやすい。



【今日の欧米市場の予定】

・18:00 ユーロ圏・8月生産者物価指数(前年比予想:+43.2%、7月:+37.9%)

・22:00 ローガン米ダラス連銀総裁あいさつ(アトランタ連銀主催イベント)

・22:00 ウィリアムズNY連銀総裁開会・閉会あいさつ(NY連銀主催イベント)

・22:15 メスター米クリーブランド連銀総裁講演(シカゴ連銀主催イベント)

・23:00 米・8月製造業受注(前月比予想:+0.2%、7月:-1.0%)

・23:00 米・8月JOLT求人件数(予想:1107.5万件、7月:1123.9万件)

・23:00 米・8月耐久財受注改定値(前月比予想:-0.2%、速報値:-0.2%)

・24:45 ジェファーソン米FRB理事講演(アトランタ連銀主催イベント)

・02:00 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁質疑応答(外交問題評議会)