6日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。





■株式見通し:こう着のなかで、個人主体の中小型株への物色は活発化

■イオン、2Q営業利益 23.3%増 958億円、コンセンサス上回る

■前場の注目材料:みずほ、みずほ証券経由で楽天証に800億円出資、デジタル経済圏拡大





■こう着のなかで、個人主体の中小型株への物色は活発化



6日の日本株市場は、日経平均の27000円を挟んでの、こう着感が強まりそうである。5日の米国市場はNYダウが42ドル安だった。9月の米ISM非製造業景況指数が予想を上回ったことから、前日までの米連邦準備制度理事会(FRB)の急速な利上げ観測が緩まるといった期待が後退し、長期金利の上昇を受けて利益確定の売りが優勢となった。また、FRB高官が依然タカ派姿勢を維持し来年の利下げといった市場の憶測を否定したため売りが再燃した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比60円安の27020円。円相場は1ドル144円50銭台で推移している。



シカゴ先物にサヤ寄せする格好から利食い先行で始まりそうだ。ISM非製造業景況指数を受けて売りが優勢となるなど、引き続き経済指標の結果に振らされやすい需給状況のなか、7日の米雇用統計の結果を見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすいだろう。そのため、短期的な売買が中心になりやすく、直近で強いリバウンドを見せていた銘柄などには、いったん利益を確定する動きに向いやすいと考えられる。



ただし、NYダウは3万ドル割れの局面では押し目買いの動きが見られており、売り方にとってはポジションを圧縮する動きが意識されよう。また、日経225先物は一時26840円まで売られる場面が見られたものの、終値は日中比10円安の27070円と27000円を上回っている。日経平均は27000円水準での底堅さが見込まれ、同水準を下回る局面においては押し目待ち狙いの買いが意識されそうだ。



また、米国では主要な株価指数は下落となったものの、半導体SOX指数は上昇しており、足元で売り込まれていたハイテク株などを見直す動きが入りやすく、日経平均の下支えになりそうだ。そのほか、日経平均は25日、75日線が抵抗線として意識される一方で、マザーズ指数は一昨日のマドを空けての上昇で75日線を突破し、昨日は25日線をクリアしてきており、個人主体の中小型株への物色は活発化してきそうだ。また、直近IPO銘柄の出直りも目立ってきており、高値更新で需給が大きく改善している銘柄などへは、引き続き値幅取り狙いの動きを強めよう。







■イオン、2Q営業利益 23.3%増 958億円、コンセンサス上回る



イオン<8267>が発表した2Q業績は、営業収益が前年同期比3.3%増の4兆4871.84億円、営業利益は同23.3%増の958.77億円だった。コンセンサス(935億円程度)を上回った。価格据え置きの取り組みにより、食品主要カテゴリーでは売上高が約3割増になるなど、新たにトップバリュを試してみようという顧客の拡大につながった。トップバリュプレミアム生ビールは、発売5カ月で販売本数が約7百万本突破を記録した。







■前場の注目材料



・日経平均は上昇(27120.53、+128.32)

・1ドル=144.60-70円

・SOX指数は上昇(2523.61、+23.50)

・VIX指数は低下(28.55、-0.52)

・米原油先物は上昇(87.76、+1.24)

・米国景気は拡大

・日銀は金融緩和を継続





・みずほ<8411>みずほ証券経由で楽天証に800億円出資、デジタル経済圏拡大

・キヤノン<7751>栃木に半導体露光装置の新工場、500億円投資

・ダイキン<6367>ドイツでヒートポンプ暖房室内機増産、25年めど能力3倍

・スズキ<7269>米でCVCファンド、140億円出資、新興との協業・事業創出推進

・京セラ<6971>長寿命旋削チップ投入、CBN母材に独自被膜

・日本精工<6471>「象限突起」抑制、加工機用ボールネジ開発

・明電舎<6508>中国法人、来年度のGIS用避雷器出荷2000台、インフラ向け需要堅調

・BIPROGY<8056>新プロジェクト立ち上げ、事業創出を伴走支援

・帝人<3401>医療機関業務支援のスリーサニーを完全子会社化、介護向け拡大

・日本新薬<4516>てんかん発作薬「フィンテプラ」承認、ドラベ症候群向け





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・特になし



<海外>

・09:30 豪・8月貿易収支(予想:+100.00億豪ドル、7月:+87.33億豪ドル)