■伸び悩み、米政策金利見通しを巡ってユーロ買い縮小



今週のユーロ・ドルは伸び悩み。11月1-2日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.75ポイントの追加利上げが決定されたが、米国金利の先高観は後退していないことから、リスク回避的なユーロ売り・米ドル買いが活発となった。しかしながら、4日発表の10月米雇用統計で失業率が上昇したことから、ポジション調整的なユーロ買い・米ドル売りが強まり、ユーロは0.97ドル台半ば近辺から0.99ドル台後半まで戻した。取引レンジ:0.9730ドル-0.9976ドル。



■伸び悩みか、米金融引き締め長期化の思惑残る



来週のユーロ・ドルは伸び悩みか。欧州中央銀行(ECB)当局者はタカ派姿勢を維持するものの、域内の経済指標は低調な内容が目立ち景気への影響を懸念したユーロ売りが出やすい。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)は12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を縮小する見通しだが、金融引き締めを長期化させる方針のため、ドル買いは継続か。



予想レンジ:0.9800ドル−1.0100ドル



■弱含み、米利上げペース減速予想で円売り弱まる



今週のユーロ・円は弱含み。日欧金利差の拡大予想を材料にユーロ買い・円売りが先行したが、米利上げペース減速の思惑が強まり、リスク選好的なドル買い・円売りは縮小したことから、ユーロ高・円安は一服した。日本政府・日本銀行による米ドル売り・円買い介入に対する警戒感は消えていないことも、ユーロ高・円安を抑制する一因となった。取引レンジ:144円04銭−147円75銭。



■伸び悩みか、域内経済の先行きは引き続き不透明



来週のユーロ・円は伸び悩みか。欧州中央銀行(ECB)は金融引き締め策を維持する方針だが、域内経済の減速が引き続き懸念されており、リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。ウクライナ情勢の混迷も、引き続きユーロ売りを後押しする見通し。



○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント

・8日:9月小売売上高(8月:前月比-0.3%)



予想レンジ:144円50銭−147円50銭