4日のドル・円は、東京市場で148円40銭から147円70銭まで下落。欧米市場では148円19銭まで買われた後、一時146円56銭まで反落し、146円63銭で取引終了。本日7日のドル・円は主に147円を挟んだ水準で推移か。米長期金利は下げ渋っており、リスク回避的なドル売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。



米労働省が11月4日発表した10月雇用統計によると、失業率は市場予想を上回る3.7%まで上昇したが、非農業部門雇用者数は前月比+26.1万人と市場予想を上回った。非農業部門雇用者数の9月実績は前月比+31.5万人に上方修正されている。一方、平均時間給の上昇率は前年比+4.7%にとどまった。市場参加者の間からは「賃金上昇率は鈍化傾向にあり、雇用の拡大ペースは緩やかになりつつあることから、インフレ率は次第に低下していく」との声が聞かれている。



ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めは長期化するとの思惑は消えていないため、インフレ緩和を示唆する新たなデータが提供されない場合、長期金利は下げ渋り、リスク選好的なドル買い・円売りがただちに縮小する可能性は低いとの見方も出ている。