7日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。10月の米失業率が悪化したほか、連邦準備制度理事会(FRB)当局者からハト派的な見解が聞かれ、ドル買いは縮小の見通し。また、円買い介入への根強い警戒感もドルの上昇を抑制しそうだ。



4日に発表された米雇用統計は非農業部門雇用者数が予想外に増加したが、失業率は悪化する強弱まちまちの内容となり、FRBの金融政策に関する思惑が交錯。米10年債利回りの低下でドル売りに振れ、ユーロ・ドルは0.9960ドル台に浮上し、ドル・円は146円50銭台に失速した。週明けアジア市場は中国政府のゼロコロナ政策継続が嫌気され、クロス円を下押し、ただ、日経平均株価の強含みを受け、ドル・円は底堅く推移した。



この後の海外市場は米金融政策がテーマとなりそうだ。米雇用統計を消化する展開で好材料になりやすい半面、失業率の上昇が改めてクローズアップされる見通し。一方、複数の連銀総裁が足元でややハト派的な姿勢を示し利上げペース減速の思惑が広がりやいため、長期金利が低下すればドル買いは抑制されるだろう。ドル・円に関しては株高なら円安に振れやすいが、日本政府の円買い介入への警戒感から、円売りは限定的とみる。



【今日の欧米市場の予定】

・05:00 米・9月消費者信用残高(予想:+320.00億ドル、8月:+322.41億ドル)

・05:40 コリンズ米ボストン連銀総裁、メスター米クリーブランド連銀総裁討論会参加(女性関連)

・08:00 バーキン米リッチモンド連銀総裁討論会参加(インフレ関連)

(米国は11/6から冬時間に移行)