8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。





■株式見通し:中小型株の良好な決算へは個人投資家主体の資金が集中

■ヤマハ発、22/12上方修正 営業利益 2200億円←2000億円

■前場の注目材料:東芝、「滑る超音波透過シート」開発、非接触検査効率を向上







■中小型株の良好な決算へは個人投資家主体の資金が集中



8日の日本株市場は、買い先行後はこう着感の強い相場展開が見込まれよう。7日の米国市場ではNYダウが423ドル高だった。8日に米中間選挙を控えるなか、下院で共和党優勢の思惑から、株式市場への逆風となる増税などの法案成立が難しくなるといった見方から、先回り的な買いが優勢だった。長期金利の上昇から朝方伸び悩んでいたハイテク株は引けにかけて買われる格好。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円高の27620円。円相場は1ドル146円60銭台で推移している。



シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。NYダウは75日線を支持線にリバウンドを見せており、11月2日につけた高値水準を捉えるなど、理想的なリバウンドの動きを見せている。VIX指数は低下傾向を継続しており、リスク選好に向かわせやすいだろう。とはいえ、米中間選挙の結果を受けた市場の反応を見極めたいとの見方や決算発表が本格化するなかで積極的な売買は手控えられやすく、買い一巡後は次第にこう着感が強まりやすい。



ただし、日経225先物はナイトセッションで75日線をサポートとした値動きだったこともあり、日経平均についても前日に上値を抑えられていた75日線を捉えてくる可能性はありそうだ。同線を上回ってくるようだと、リバランスに伴うショートカバーの動きは強まりやすいだろう。昨日は指数インパクトの大きい東エレク<8035>がリバウンドの動きを見せていたが、決算を控えるなかでアク抜け期待というよりは、ショートカバーの動きであろう。相対的に出遅れているハイテク株への修正リバウンドとなれば、こう着ながらもセンチメントを明るくさせそうだ。



物色の流れとしては引き続き決算を手掛かりとした物色は強まりやすく、特に中小型株の良好な決算へは個人投資家主体の資金が集中することによって強いリバウンドにつながっている。なお、昨夕に発表した決算では、三谷商<8066>、アイペットHD<7339>、ニチアス<5393>、JCU<4975>、宮入バル<6495>、マルハニチロ<1333>、いであ<9768>、三信電気<8150>、GMOTECH<6026>、GMOリサーチ<3695>、SANKYO<6417>、ニチコン<6996>、住友精化<4008>、ポート<7047>、ヤマハ発<7272>などが注目されそうだ。





■ヤマハ発、22/12上方修正 営業利益 2200億円←2000億円



ヤマハ発<7272>は2022年12月期業績予想の修正を発表。売上高は2兆2000億円から2兆2700億円、営業利益を2000億円から2200億円に上方修正した。損益分岐点経営により、想定よりも経費削減やコストダウン活動が進捗し、コストアップ影響も小さくなる見通し。加えて、前提となる為替レートの変更(1ドル127円から132円、1ユーロ134円から137円)により、売上高・各利益を修正した。





■前場の注目材料



・日経平均は上昇(27527.64、+327.90)

・NYダウは上昇(32827.00、+423.78)

・ナスダック総合指数は上昇(10564.52、+89.27)

・シカゴ日経先物は上昇(27620、大阪比+70)

・SOX指数は上昇(2450.62、+52.39)

・VIX指数は低下(24.35、-0.20)

・米国景気は拡大

・日銀は金融緩和を継続

・コロナ後の人流再開





・東芝<6502>「滑る超音波透過シート」開発、非接触検査効率を向上

・第一生命HD<8750>アイペットをTOB、390億円投じ完全子会社化

・大阪ソーダ<4046>医薬品原薬・中間体増産、松山に新設備、来春に能力2倍

・住友化学<4005>京大・鳥取大、加圧部品不要の“柔固体”電池開発、コスト大幅減

・ホンダ<7267>中国にEV第2弾、最新の車載通信モジュール搭載

・日産自<7201>中国でロボタクシー、自動運転「レベル4」搭載

・島津製<7701>航空機器事業の再編「次期中計も踏襲」、山本社長が方針

・村田製作所<6981>MLCC部材増産で中国に新棟、445億円投資

・太陽誘電<6976>下期のコンデンサー工場稼働率70%

・旭化成<3407>川崎に水素製造用の水電解試験設備、25年めど大型商用化

・KHネオケム<4189>糖鎖ベンチャーに出資、新事業創出を加速





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・08:30 9月毎月勤労統計・現金給与総額(前年比予想:+1.7%、8月:+1.7%)

・08:30 9月家計支出(前年比予想:+2.6%、8月:+5.1%)

・08:50 財務省外国為替平衡操作の実施状況(7-9月、日次ベース)

・08:50 日銀金融政策決定会合における主な意見(10月27-28日開催分)



<海外>

・特になし