8日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米中間選挙で苦戦が予想される与党・民主党から金融引き締めへの批判が高まるとの見方からドル買い後退。半面、米インフレ高進により引き締め継続の観測でドルは売りづらい面もある。



ビルロワドガロー仏中銀総裁による一段の利上げに前向きな見解でユーロ買いが優勢となり、前日の取引はドルが下押しされた。英スナク政権の財政健全化への期待感もドルの下げを支援し、ドル・円は146円付近まで値を下げる展開に。本日アジア市場で米10年債利回りは上昇基調を維持し、ドルは売りづらい地合い。一方、日経平均株価は堅調地合いだが、上海総合指数は弱含むなど高安まちまちとなり、円の売り買いは交錯した。



この後の海外市場は米国の中間選挙、インフレ指標と連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策との関連性が注目される。与党・民主党は厳しい選挙結果なら2年後の大統領に向け金融政策への批判を強めるとみられ、今後の引き締め緩和への思惑が広がればドル買い失速。ただ、10日発表のCPIは高止まりが予想され、FRBの利上げ長期化を後押しする要因になりやすい。ドル・円は146円前半で買戻しが入りやすく、下値の堅さが意識されそうだ。



【今日の欧米市場の予定】

・19:00 ユーロ圏・9月小売売上高(前月比予想:+0.5%、8月:-0.3%)

・03:00 米財務省・3年債入札

・米中間選挙