■NY株式:NYダウは1201ドル高、インフレピーク達成期待



米国株式市場は大幅反発。ダウ平均は1201.43ドル高の33715.37ドル、ナスダックは760.97ポイント高の11114.15で取引を終了した。10月消費者物価指数(CPI)が予想以上に伸びが鈍化したため金利先高観が後退し、投資家心理改善で寄り付き後、上昇。連邦準備制度理事会(FRB)が利上げペースを減速するとの思惑も強まり長期金利が大幅低下したためハイテク株の買戻しも加速した。また、ドル安が国内企業の収益回復に繋がるとの期待も強まり相場を一段を押し上げ、引けにかけ主要株式指数は上げ幅を拡大し終了。セクター別では、半導体・同製造装置、小売りが大きく上昇した。



暗号通貨取引所のコインベース(COIN)は破たんが警戒されている同業FTXのエクスポージャーがほとんどないことを明らかにしたため安心感に買戻しが加速し、上昇。電気トラックメーカーのリビアン(RIVN)は四半期決算で、損失が警戒されていたほど拡大せず、サプライチェーン問題にもかかわらず生産は計画通りの軌道にあると発表し、大きく買われた。雇用サービスを供給するジップ・リクルーター(ZIP)は第3四半期決算で1株利益が予想を上回ったほか、見通しも強く上昇。



オンライン小売のアマゾン(AMZN)はコスト削減のため特に収益性の悪い部門を中心に業績見直しを開始したとの報道が好感され、上昇した。投資家の恐怖心理を示すVIX指数は22.84まで下落し2カ月ぶりの低水準となった。



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■NY為替:米インフレピーク観測強まり、ドル急反落



10日のニューヨーク外為市場でドル・円は146円00銭から140円21銭まで下落し、140円96銭で引けた。米10月消費者物価指数(CPI)の伸びが予想以上に鈍化しインフレがピークに達したとの見方が強まった。また、先週分新規失業保険申請件数が前回から予想以上に増加したため米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース減速観測が強まり、長期金利の大幅低下に伴いドル売りが加速。一部FRB高官も利上げ減速を示唆したことも支援し、一段のドル安となった。



ユーロ・ドルは0.9950ドルから1.0222ドルまで上昇し、1.0208ドルで引けた。欧米金利差縮小観測にユーロの買戻しが強まった。ユーロ・円は146円11銭から143円21銭まで下落。ポンド・ドルは1.1400ドルから1.1731ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9885フランから、0.9631フランへ下落した。





■NY原油:反発で86.47ドル、ドル安や株高を好感した買いが入る



NY原油先物12月限は反発(NYMEX原油12月限終値:86.47 +0.64)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比+0.64ドルの86.47ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは84.70ドル-87.35ドル。中国経済の停滞による需要減少を警戒してロンドン市場で84.70ドルまで下げたが、ドル安や米国株高を好感した買いが入ったことでニューヨーク市場の中盤にかけて87.35ドルまで上昇。通常取引終了後の時間外取引では主に86ドル台で推移。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  38.13ドル   +1.61ドル(+4.41%)

モルガン・スタンレー(MS) 88.80ドル   +5.35ドル(+6.41%)

ゴールドマン・サックス(GS)378.31ドル  +16.31ドル(+4.51%)

インテル(INTC)        29.76ドル   +2.24ドル(+8.14%)

アップル(AAPL)        146.87ドル  +12.00ドル(+8.90%)

アルファベット(GOOG)    94.17ドル   +6.77ドル(+7.75%)

メタ(META)           111.87ドル  +10.40ドル(+10.25%)

キャタピラー(CAT)      232.45ドル  +6.91ドル(+3.06%)

アルコア(AA)         43.83ドル   +3.15ドル(+7.74%)

ウォルマート(WMT)      142.36ドル  +2.89ドル(+2.07%)