10日のドル・円は、東京市場で146円56銭から146円05銭で下落。欧米市場では146円59銭から140円21銭まで急落し、140円96銭で取引終了。本日11日のドル・円は主に141円を挟んだ水準で推移か。米国金利の先高観は後退しており、ドル買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。



10日の米国債券市場では債券利回りが全般的に低下。10月消費者物価指数(CPI)の伸びが市場予想を下回ったことから、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペースは鈍化するとの観測が再び高まったことが利回り低下の要因。10年債利回りは3.81%近辺まで低下。政策金利の動向に対して敏感に反応する2年債利回りは一時4.29%近辺まで低下した。



市場参加者の間からは「FF金利のピークは5%に届かない」との声が聞かれている。12月と1月に追加利上げが実施される見込みだが、それ以降についてはインフレ関連のデータ次第となる可能性が一段と高まった。ドル・円は一時140円台前半まで急落したが、目先的には顧客筋のドル買いが増える可能性があり、東京市場では底堅い動きが続くとの見方が多いようだ。