11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。





■株式見通し:ギャップスタート後は東エレクの株価推移を見極め

■マツダ、23/3上方修正 営業利益1400億円←1200億円

■前場の注目材料:トヨタ、トヨタ・NTTなど、次世代半導体で新会社設立、国内企業が団結







■ギャップスタート後は東エレクの株価推移を見極め



11日の日本株市場は、ギャップスタートとなり、買い一巡後も底堅さが見られそうだ。10日の米国市場ではNYダウが1201ドル高だった。10月の米消費者物価指数(CPI)は予想以上に伸びが鈍化したため金利先高観が後退。米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げペースを緩めるとの思惑が強まり、米長期金利が大幅に低下したため、ハイテク株を中心に幅広い銘柄が買われた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比545円高の27975円。円相場は1ドル141円70銭台で推移している。



シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、ギャップスタートとなろう。昨日は米中間選挙を手掛かりとした先回り筋のクローズの動きのほか、米CPIの発表を控えたヘッジ対応の動きがあったとみられる。これまでCPIショックから波乱の相場展開が続いていたこともあり、ショート気味に傾いていたと考えられ、朝方は先物主導によるショートカバーの動きが強まりそうだ。日経平均は前日に割り込んだ75日線を再び突破してくるほか、節目の28000円を回復が試されそうだ。



ただし、米長期金利の低下によって日米金利差が縮小するとの見方に向かわせやすいほか、一気に円高に振れたことにより、円安の恩恵を受けた輸出企業には下期のサプライズ感が後退する可能性もあるため、買い一巡後は強弱感が対立する可能性はありそうだ。また、東エレク<8035>の下方修正による指数への影響を見極めたいところでもあろう。東エレクが指数の重荷となるようだと、次第に相場全体への利益確定につながる。



もっとも、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でFRBは利上げペースを緩める可能性が高まったことにより、押し目買い意欲は強そうである。VIX指数は23.53と9月半ば以来の水準に低下しており、リスク選好に向かわせやすい。物色の流れとしてはインデックス主導となるものの、買い一巡後は決算を手掛かりとした個別対応になりそうだ。昨夕の引け後の決算では、マツダ<7261>、日揮HD<1963>、西武HD<9024>、コスモエネHD<5021>、アンビス<7071>、クレセゾン<8253>、バンナムHD<7832>などが注目されよう。







■マツダ、23/3上方修正 営業利益1400億円←1200億円



マツダ<7261>は2023年3月期業績予想の修正を発表。売上高は3兆8000億円から3兆9000億円、営業利益を1200億円から1400億円に上方修正した。コンセンサス(1355億円)を上回る。半導体供給の不足等による出荷台数の減少や原材料価格の高騰などの影響があるものの、売上単価の改善や足許の為替変動、固定費の効率化などを踏まえ、業績予想を修正する。





■前場の注目材料



・NYダウは上昇(33715.37、+1201.43)

・ナスダック総合指数は上昇(11114.15、+760.97)

・シカゴ日経先物は上昇(27975、大阪比+545)

・SOX指数は上昇(2672.50、+247.69)

・VIX指数は低下(23.53、-2.56)

・米原油先物は上昇(86.47、+0.64)

・米長期金利は低下

・米国景気は拡大

・日銀は金融緩和を継続

・コロナ後の人流再開





・トヨタ<7203>トヨタ・NTTなど、次世代半導体で新会社設立、国内企業が団結

・大日本印刷<7912>黒崎工場に有機EL用メタルマスク新ライン、200億円、生産能力2倍

・マツダ<7261>ロシアでの生産撤退、販売拠点は継続見通し

・三井物産<8031>スポーツ観て商談弾む、首都圏でホスピタリティサービス展開

・昭和電工<4004>横浜市の遊休地売却、譲渡益130億円

・三井化学<4183>米メガネレンズ加工機器会社を買収、コート材の開発加速





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・08:50 10月国内企業物価指数(前年比予想:+8.8%、9月:+9.7%)



<海外>

・特になし