■上昇、米インフレ緩和期待強まる



今週のユーロ・ドルは上昇。欧州中央銀行(ECB)による追加利上げ観測は後退していないこと、10月米消費者物価指数は市場予想を下回ったことから、リスク回避のユーロ買い・米ドル売りが急速に拡大した。ユーロ・ドルは0.9898ドルまで下げた後、一時1.0364ドルまで買われた。取引レンジ:0.9898ドル-1.0364ドル



■底堅い値動きか、米インフレ鈍化の思惑強まる



来週のユーロ・ドルは底堅い値動きか。欧州中央銀行(ECB)当局者によるタカ派姿勢を受け、ユーロ買いが続く。域内経済指標は低調ながら、インフレのピーク越えが期待され、ユーロ売りは縮小。一方、低調な米インフレ指標で連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め方針が注目され、積極的なドル買いは入りづらい。



予想レンジ:1.0200ドル−1.0500ドル



■反落、急速な米ドル安・円高の進行を嫌気



今週のユーロ・円は反落。米国中間選挙での共和党躍進の思惑やロシア軍がウクライナ南部へルソン州から撤退との報道を好感したユーロ買いが観測されたが、米国の10月消費者物価指数は市場予想を下回り、米ドル売り・円買いが急速に広がったことから、ユーロ・円の取引でもユーロ売り・円買いが急拡大した。取引レンジ:142円57銭−147円10銭



■下げ渋りか、日欧金利差の拡大予想は変わらず



来週のユーロ・円は下げ渋りか。欧州中央銀行(ECB)は金融引き締めを継続する方針で、ユーロ買いが入りやすい地合いとなりそうだ。域内インフレにピークアウトの見方もあり、ユーロは売りづらい。日本銀行による緩和的な金融政策は引き続き円売り要因となり、ユーロ・円は底堅い動きを維持するとみられる。



○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント

・14日:9月鉱工業生産(8月:前月比+1.5%)

・15日:7-9月期域内総生産改定値(速報値:前年比+2.1%)



予想レンジ:142円00銭−145円00銭