16日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。





■株式見通し:地政学リスクが警戒されるなか、半導体株へのリバランス狙い

■ナブテスコ、22/12単独上方修正 純利益471億円←154億円

■前場の注目材料:伊藤忠、五常に出資、マイクロファイナンス拡大







■地政学リスクが警戒されるなか、半導体株へのリバランス狙い



16日の日本株市場は、やや売り優勢ながらも底堅さが意識されそうだ。15日の米国市場ではNYダウが56ドル高だった。良好な小売決算を好感した買いやインフレ指標の改善を受けた連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ減速を期待した買いが先行。その後、ロシア軍のミサイルが北大西洋条約機構(NATO)メンバーであるポーランドに着弾し犠牲者がでたと報じたため地政学的リスク上昇を警戒した売りに、ダウは一時下落に転じる場面も見られた。ただし、小売や半導体企業の決算が評価の流れからプラス圏を回復した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円安の27985円。円相場は1ドル138円90銭台で推移している。



シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り優勢の展開から始まりそうだ。米国ではウォルマートの決算が予想を下回ったほか、アゼンタなど半導体企業の決算も評価されている。SOX指数は3%を超える上昇となったことから、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になるだろう。一方で、地政学リスクを警戒しつつ積極的にはポジションを取りづらくさせそうである。ロシアのミサイルがNATO加盟国のポーランドに着弾したとの報道が事実であれば、より緊張は高まりやすく、利益確定の動きが強まる可能性はあるため、詳細な報道が明らかになるまでは手掛けづらくなりそうだ。



とはいえ、FRBが利上げペースを緩めるとの見方がさらに高まった状況のなか、相対的に出遅れていたハイテク株などにはリバランスに伴うショートカバーの動きは入りやすい需給状況であることから、下値の堅さは意識されそうだ。そのため、日経平均は28000円処での底堅い値動きのなか、ハイテク株などのリバウンド狙いの動きに向かわせよう。そのほか、指数がこう着のなか、足元で強い値動きを見せてきている中小型株への物色も活発となろう。ただし、利食いの動きが強まってきた銘柄も目立ち始めているため、より強い基調を見せている銘柄などに絞られてきそうだ。





■ナブテスコ、22/12単独上方修正 純利益471億円←154億円



ナブテスコ<6268>は2022年12月期単独の業績予想の修正を発表。純利益を154億円から471億円に上方修正した。ハーモニック・ドライブ・システムズ株式を売却したことにより、特別利益を計上した。





■前場の注目材料



・日経平均は上昇(27990.17、+26.70)

・NYダウは上昇(33592.92、+56.22)

・ナスダック総合指数は上昇(11358.41、+162.19)

・SOX指数は上昇(2810.61、+82.56)

・米原油先物は上昇(86.92、+1.05)

・米長期金利は低下

・米国景気は拡大

・日銀は金融緩和を継続

・コロナ後の人流再開





・伊藤忠<8001>五常に出資、マイクロファイナンス拡大

・丸紅<8002>スペイン社と協業、バラ積み船向け風力推進装置

・住友商事<8053>CO2の鉱物化で英社と提携、掘削技術など支援

・豊田通商<8015>レジリアと協業、供給網の強靭化支援

・セレンディップHD<7318>三河鉱産を買収、新分野・海外市場開拓を支援

・東芝<6502>電源冷却ファン向けAI技術、稼働音から劣化推定

・ローム<6963>深セン基本半導体と提携、車載SiCパワー製品開発

・凸版印刷<7911>知財教育を拡充、来年4月コンテンツ整備、特許戦略を加速

・メルカリ<4385>クレカ参入、履歴・支払いをアプリで手軽に管理

・三井化学<4183>千葉にデジタルラボ、研究開発のDX加速

・神戸製鋼所<5406>タイ子会社を連結化、特殊鋼線材、車向け伸ばす

・旭化成<3407>ISCC PLUS認証を取得





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・08:50 9月機械受注(船舶・電力除く民需)(前月比予想:+0.7%、8月:-5.8%)



<海外>

・特になし