■NY株式:NYダウは39ドル安、小売企業決算を嫌気



米国株式市場は反落。ダウ平均は39.09ドル安の33553.83ドル、ナスダックは174.75ポイント安の11183.66で取引を終了した。デイスカウント小売りのターゲット(TGT)が業績予想を下方修正したため警戒感から売られ、寄り付き後、下落。一方で、10月小売売上高は予想を上回ったためソフトランディングへの期待感が強まり、下支えとなった。終盤にかけては、FRBのウォラー理事のタカ派発言を受けて金利先高観が強まりハイテクが大きく売られ、相場を押し下げ終了。セクター別では、公益事業・保険が上昇した一方、自動車・自動車部品が下落した。



デイスカウント衣料小売りのTJX(TJX)は、既存店売上見通しを引上げ、上昇。ホームセンター運営のホーム・デポ(HD)も第3四半期決算の内容が予想を上回り、買われた。一方、デイスカウント小売りのターゲット(TGT)は第3四半期決算で50%減益、10月末の売り上げが弱く年末商戦の状況も困難が想定されると第4四半期の見通しを引き下げたため、大きく下落した。百貨店のメーシーズ(M)やノードストロム(JWN)、衣料小売りのギャップ(GPS)も警戒感に売られた。クルーズ船運営のカーニバルグルーズ(CCL)は2024年度の会計立て直しの一環として10億ドル相当の転換社債発行を発表したため大幅安。



ネットワーク機器メーカーのシスコシステムズ(CSCO)や半導体のエヌビディア(NVDA)は取引終了後に決算を発表。内容が予想を上回ったため、時間外取引でそれぞれ買われている。



HorikoCapitalManagementLLC





■NY為替:米経済指標はまちまちの数字、ドル・円は伸び悩む



16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、140円03銭まで上昇後、139円05銭まで下落し、139円54銭で引けた。米10月小売売上高が予想以上の伸びとなったため、ドル買いが優勢となった。その後、米10月鉱工業生産が予想外のマイナスとなったほか、11月NAHB住宅市場指数が予想以上に低下したためドル売りに転じた。ウォラーFRB理事のタカ派発言を受けて下値も限定的となった。



ユーロ・ドルは1.0423ドルから1.0355ドルまで下落し、1.0394ドルで引けた。ユーロ・円は145円50銭まで上昇後、144円58銭まで下落した。ポンド・ドルは1.1832ドルまで下落後、1.1925ドルまで上昇。英国のインフレ上昇を受けたポンド買いが下支えとなった。ドル・スイスは0.9392フランから0.9457フランまで上昇した。





■NY原油:反落で85.59ドル、需給ひっ迫を警戒した買いは一巡



NY原油先物12月限は反落(NYMEX原油12月限終値:85.59 ↓1.33)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比-1.33ドルの85.59ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは84.20ドル-87.51ドル。ロンドン市場の序盤にかけて87.51ドルまで買われたが、需給ひっ迫を警戒した買いはロンドン市場で一巡し、ニューヨーク市場で84.20ドルまで下落。ただ、85ドル以下では押し目買いも観測されており、通常取引終了後の時間外取引では主に85ドル台で推移。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  37.36ドル   -0.34ドル(-0.90%)

モルガン・スタンレー(MS) 89.82ドル   -0.68ドル(-0.75%)

ゴールドマン・サックス(GS)382.33ドル  -0.55ドル(-0.14%)

インテル(INTC)        29.53ドル   -1.18ドル(-3.84%)

アップル(AAPL)        148.79ドル  -1.25ドル(-0.83%)

アルファベット(GOOG)    98.99ドル   +0.27ドル(+0.27%)

メタ(META)           113.23ドル  -3.85ドル(-3.29%)

キャタピラー(CAT)      232.42ドル  -2.17ドル(-0.93%)

アルコア(AA)         48.67ドル   -0.54ドル(-1.10%)

ウォルマート(WMT)      148.50ドル  +1.06ドル(+0.72%)