16日のドル・円は、東京市場で138円74銭から140円29銭まで反発。欧米市場では140円03銭まで買われた後、139円05銭まで反落し、139円54銭で取引終了。本日17日のドル・円は主に139円台で推移か。米長期金利の低下を意識して、リスク選好的なドル買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。



米商務省が16日発表した10月小売売上高は、市場予想を上回る前月比+1.3%となった。自動車とガソリンを除く数字も前月比+0.9%とまずまず堅調。一方、16日の米国債券市場では、連邦準備制度備理事会(FRB)のウォラー理事が「利上げペースを落とすことをより快適と感じている」との見方を示したことを受けて長期債利回りは低下した。10年債利回りは2年債利回りを大幅に下回る状態が続いており、両者の利回り格差は1980年2月以来となる-67.00bp近辺(イールドカーブの平坦化)まで拡大している。イールドカーブの一段の平坦化は将来的な景気後退入りの可能性が高い事を示唆しており、ドル高の流れが大きく変わるとの見方が出ている。