今日の為替市場ポイント:米長期金利低下や原油安を意識してドル買い縮小も
23日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(11月1−2日開催分)によると、参加メンバーの多数が、利上げペース鈍化が間もなく適切になるとの見方に同意していたことが確認された。12月のFOMC会合では0.5ポイントの利上げ幅にとどまる見通し。2023年1月のFOMC会合でも0.5ポイントの利上げが決定される可能性が高いと予想されているが、3月以降についてはインフレ関連指標の内容次第となりそうだ。米国債市場では10年債利回りが2年債利回りを大幅に下回る状態が続いており、イールドカーブの平坦化は2023年における米国の景気後退入りを示唆している。