11月30日のドル・円は、東京市場で138円94銭から138円33銭まで下落。欧米市場では139円89銭まで買われた後、一時137円65銭まで反落し、138円02銭で取引終了。本日12月1日のドル・円は主に138円台で推移か。米長期金利の低下を意識してリスク選好的なドル買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。



米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は11月30日の講演で、早ければ12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げペースを緩やかにする可能性があることを示唆した。同議長は「インフレ抑制に向けてまだやるべきことが残っている」と指摘したが、「インフレ鎮静化のために大幅な利上げを実施し、経済を破綻させることはしない」との見方も伝えている。



市場参加者の間からは「米国経済が景気後退に陥る可能性が一段と高まった時点でFRBは利上げを停止する可能性が高い」との声が聞かれているが、「利下げ開始の時期を現時点で予測することは困難」との見方も多いようだ。為替、金利の見通しについては予断を許さない状況が続くとみられる。