5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。





■株式見通し:売り優勢も先週末の大幅な下げに対するリバランスの動きが意識されやすい

■クミアイ化、22/10上方修正 営業利益126億円←125億円

■前場の注目材料:旭化成、火災の延岡・半導体工場を再生、エレ製造拠点に





■売り優勢も先週末の大幅な下げに対するリバランスの動きが意識されやすい



5日の日本株市場は、やや売り優勢の展開ながら、先週末の大幅な下落に対する自律反発も意識されやすく、底堅い展開が意識されそうだ。2日の米国市場はNYダウが34ドル高と小幅に上昇した一方で、ナスダックは20ポイント安と小幅に下落。11月雇用統計は、非農業部門雇用者数や賃金が想定以上の伸びとなり、長期金利の上昇を警戒した流れから売り先行で始まった。その後は、雇用統計の結果を受けても、米連邦準備理事会(FRB)は12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げペースを減速させるとの見方から買い直されており、NYダウはプラスに転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円安の27710円。円相場は1ドル134円30銭台で推移している。



シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まることになりそうだ。米雇用統計の結果を受けて、政策金利が高い水準にとどまり続けるとの懸念につながったことから、日経225先物はナイトセッションで一時27480円まで売られる場面が見られたものの、終盤にかけて買い戻されており、27700円で終えていた。先週末の日経平均は一時500円を超える下げで75日線水準まで調整しており、本日は同線での攻防が意識されるほか、節目の27500円辺りを仕掛けてくる動きもありそうだ。



為替市場では1ドル134円30銭台で推移しており、急ピッチの円高をきっかけとした先物主導での売り仕掛け的な動きも想定される。ファーストリテ<9983>が2日に発表した11月のユニクロの既存店売上高は、5カ月ぶりに前年実績を下回ったことなども、指数の重荷となる可能性があるだろう。ただし、 今週は週末に12月限の先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)のほか、来週にはFOMCを控えていることもあり、積極的に仕掛けてくる動きは限られそうであり、先週末の大幅な下げに対するリバランスの動きも意識されやすい。



そのため、売り一巡後に仕掛け的な売りが強まる局面においては、その後のリバウンド狙いに向かわせよう。VIX指数は一時18.95まで低下する場面も見られるなどリスク選好の流れは継続。円高をきっかけとした短期的なショートの動きを警戒しつつも押し目狙いのスタンスに。また、日経平均がこう着を強めてくるようだと、直近IPO銘柄や材料性のある中小型株などに個人主体の資金が向かいやすいだろう。





■クミアイ化、22/10上方修正 営業利益126億円←125億円



クミアイ化<4996>は2022年10月期業績予想の修正を発表。売上高は1400億円から1453億円、営業利益を125億円から126億円に上方修正した。為替レートが円安に振れたことによる為替差益の計上が要因。





■前場の注目材料



・NYダウは上昇(34429.88、+34.87)

・VIX指数は低下(19.06、-0.78)

・米長期金利は低下

・米国景気は拡大

・日銀は金融緩和を継続

・コロナ後の人流再開





・旭化成<3407>火災の延岡・半導体工場を再生、エレ製造拠点に

・川崎重<7012>関電と液化水素供給網構築で協業、姫路の火力で混焼検討

・三菱マ<5711>エンビプロなど、リチウム電池リサイクル、レアメタル回収技術開発

・三洋化成<4471>全樹脂電池のAPB株を半導体ベンチャーに一部売却、筆頭株主外れる

・東ソー<4042>東南アジア新工場を中止、設備コスト・原燃料高騰で採算合わず

・三菱電機<6503>多用途搬送ロボを来春投入、3Dカメラ・LiDAR技術活用

・マツダ<7261>連携組織新設、自動運転領域の開発強化

・パナHD<6752>V2Hシステム参入、EVと蓄電池を同時充放電

・日本製紙<3863>CNF配合天然ゴムシート開発、強度・エネロス抑制を両立

・積水化<4204>東京都と次世代太陽電池を共同開発、発電効率など検証





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・特になし



<海外>

・10:45 中・11月財新サービス業PMI(予想:48.0、10月:48.4)