日経平均は325円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、外為市場で1ドル=128円50銭台と昨日15時頃に比べ2円30銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。さらに、日経平均が昨日までの2日間で900円を超す上げとなったことから、短期的な利益確定売りも出やすかった。一方、引き続き日銀による金融緩和維持決定が安心感となった。また、昨年12月の訪日客数がコロナ前の19年同月の54%に戻ったことや、政府が新型コロナの感染症法上の分類を今春に「5類」に移行する方向で最終調整に入ったとの報道も、先行き経済への期待感を高め、株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均はやや下げ幅を拡大している。