NY為替:欧米金融システムへの不安が緩和、リスク回避後退
ユーロ・ドルは、1.0700ドルから1.0731ドルまで上昇し、1.0723ドルで引けた。UBSによるクレディ・スイス買収に加え、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が欧州議会での証言で、欧州銀の資本や流動性水準に自信を表明、域内の銀行セクターが堅調であると強調したためユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は140円20銭から141円45銭まで上昇した。UBSのクレディ・スイス買収を受け、欧州の金融混乱懸念が緩和。ポンド・ドルは、1.2222ドルから1.2285ドルまで上昇。英中銀が英銀の資本の強さを再確認し、ポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは、0.9240フランへ弱含んだのち、0.9295フランまで上昇した。