24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、129円84銭から130円90銭まで上昇して引けた。




ドイツ銀のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の上昇を警戒し欧州金融危機懸念が再燃しリスク回避の円買いが継続したが、その後、同銀のデフォルト懸念後退に伴い円の売戻が優勢となった。




また、米3月製造業、サービスPMIが予想外に改善したため米金利が下げ止まりドル買いも再開。ブラード米セントルイス連銀総裁が金融ストレスはいずれ後退しインフレに焦点が再び移行するためピーク金利見通しを引き上げたことを明らかにしたほか、バーキン米リッチモンド連銀総裁も「今週の利上げの論拠は明確だった」とタカ派姿勢を示したこともドル買いをさらに支援した。





ユーロ・ドルは、1.0711ドルまで下落後、1.0766ドルまで上昇し引けた。欧州金融危機再燃を警戒しユーロ売りが加速。





ユーロ・円は139円29銭から140円88銭まで上昇。




ポンド・ドルは、1.2197ドルから1.2232ドルまで上昇した。




ドル・スイスは、0.9173フランから0.9204フランまで上昇した。







【経済指標】
・米・3月製造業PMI速報値:49.3(予想:47.0、2月:47.3)
・米・3月サービス業PMI速報値:53.8(予想:50.3、2月:50.6)
・米・3月総合PMI速報値:53.3 (予想:49.5、2月:50.1)