2日の東京市場でドル・円は反発。ドルの利益確定売りが先行し、一時137円30銭まで下落。ただ、日米金利差を意識した取引で下げ渋る展開に。その後、豪準備銀行の想定外の利上げで豪ドル・円が強含むと、それに追随して137円77銭まで切り返した。



・ユーロ・円は150円74銭から151円41銭まで上昇。

・ユーロ・ドルは1.0966ドルから1.1006ドルまで値を上げた。



・17時時点:ドル・円137円50-60銭、ユーロ・円151円00-10銭

・日経平均株価:始値29,278.80円、高値29,278.80円、安値29,083.13円、終値29,157.95円(前日比34.77円高)



【金融政策】

・豪準備銀行:政策金利を3.85%に引き上げ(予想は3.60%に据え置き)



【要人発言】

・豪準備銀行(声明)

「金融引き締め、経済とインフレがどのように推移するかによって決まる」

「インフレ率を目標に戻す決意に変わりはなく、達成に必要なことを行う」

「インフレ目標上限に戻るのに2、3年かかるとの中心的予測は変わっていない」

「サービス価格のインフレ率は依然として非常に高く広範囲に及び、上昇リスクに」

・日中韓財務相・中銀総裁(共同声明)

「経済・貿易関係強化の重要性を認識」

「RCEP協定の実施を全面的に支持」

・ホークスビーNZ準備銀行総裁補

「家計や企業の間で資金繰り難は広がっていない」

「これまでの経済と労働市場の強さを反映」

「労働市場の軟化などで、今年は返済の遅延が増える可能性」



【経済指標】

・日・4月マネタリーベース:前年比-1.7%(予想:-1.3%、3月:-1.0%)

・独・4月製造業PMI改定値:44.5(予想:44.0、速報値:44.0)

・ユーロ圏・4月製造業PMI改定値:45.8(予想:45.5、速報値:45.5)

・ユーロ圏・3月マネーサプライ:前年比+2.5%(予想:+2.4%、2月:+2.9%)