【市場反応】米4月雇用統計、雇用者数が予想上振れ利上げ観測強まる、ドル高
平均時給は前月比で+0.5%と、予想外に3月+0.3%から伸びが拡大し昨年7月来で最大。前年比では+4.4%と、予想を上回る伸びとなった。3月分は+4.3%へ、+4.2%から上方修正された。
労働参加率は62.6%で変わらず。不完全雇用率(U6)は6.6%と、3月6.7%から低下し、1月来で最低となった。
労働市場の強さが再確認される結果を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測が強まった。2年債利回りは10ベーシスポイント(BPs)上昇。ドル買いが強まり、ドル・円は134円20銭から135円12銭まで上昇した。ユーロ・ドルは1.1020ドルから1.0967ドルまで下落した。
【経済指標】
・米・4月失業率:3.4%(予想:3.6%、3月:3.5%)
・米・4月非農業部門雇用者数:+25.3万人(予想:+18.5万人、3月:+16.5万人←+23.6万人)
・米・4月平均時給:前年比+4.4%(予想:+4.2%、3月:+4.3%←+4.2%)