日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は8日、前日比+0.39(上昇率2.47%)の16.20と上昇した。なお、高値は16.35、安値は15.94。ダウ平均は先週末の米株式市場で上昇したが、東京市場が5連休中の通算では377ドル下落となった。これを織り込む形で、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。取引開始後に日経225先物は上げに転じる場面もあったが、その後は概ね売りが優勢の展開で、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは終日、5連休前の2日の水準を上回って推移した。



【日経平均VIとは】

日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20〜30程度)に回帰するという特徴も持っています。