8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円22銭から134円66銭まで下落し、135円09銭で引けた。イエレン米財務長官が週末のインタビューにおいて、「もし、米国が債務不履行となった場合、金融市場は災難に見舞われる」と警告したため警戒感からリスク回避の円買いが優勢となった。同時に、債務不履行リスクに米国債相場が売られ金利上昇に伴うドル買いが下支えとなった。連邦準備制度理事会(FRB)銀行融資担当者調査結果で引き続き貸付基準の厳格化が明らかになったがドル買いが続いた。



ユーロ・ドルは、1.1044ドルから1.1000ドルまで下落し、1.1003ドルで引けた。ドイツの製造業や鉱工業生産の指標が冴えず域内の景気後退懸念が再燃しユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は149円20銭から148円46銭まで下落。ポンド・ドルは、1.2655ドルから1.2613ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8903フランから0.8880フランまで反落。