(13時40分現在)



S&P500先物      4,151.75(-1.00)

ナスダック100先物  13,341.75(-10.50)





米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は20ドル安。長期金利は下げづらく、本日の米株式市場はやや売り先行となりそうだ。





8日の主要3指数はもみ合い。序盤は軟調地合いも下げは限定的となり、ナスダックは小幅続伸、ダウは55ドル安の33618ドルと小反落で引けた。銀行融資の厳格化による企業活動や景気への影響が懸念され売り先行。また、前週末の強い雇用統計を受け、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め長期化の思惑から金利高に振れ、売り要因に。ただ、銀行株が持ち直したほか、長期金利失速の場面でハイテクが買われ、相場を支えた。





本日は下げ渋りか。明日発表の消費者物価指数(CPI)は前年比+5.0%、コア指数は+5.6%と前回からほぼ横ばいの見通し。クリーブランド連銀が算出するCPIナウはそれよりも強い内容と予想され、インフレ高止まりが意識されやすい。そのため6月の利上げ休止期待は弱まり、金利高を背景とした売りが出やすい地合いとなりそうだ。ただ、売り一巡後は債務上限問題や企業業績を見極める展開で、大幅安は回避する可能性があろう。