9日の東京市場でドル・円は反落。日経平均株価の強含みで円売りが先行し、朝方に135円32銭まで値を上げた。ただ、日銀総裁の発言で円買いに振れ、ドルを下押し。また、午後は米長期金利の低下でドル売り優勢となり、134円72銭まで値を切り下げた。



・ユーロ・円は148円68銭から147円92銭まで下落。

・ユーロ・ドルは1.1050ドルから1.0973ドルまで値を下げた。



・17時時点:ドル・円134円80-90銭、ユーロ・円148円00-10銭

・日経平均株価:始値29,020.63円、高値29,262.36円、安値29,020.63円、終値29,242.82円(前日比292.94円高)



【要人発言】

・カザークス・ラトビア中銀総裁

「利上げは7月で終わらない可能性」

「2024年の利下げは時期尚早」

・鈴木財務相

「米銀破たんに伴う信用不安、強い警戒感をもって注視」

「日本の金融システムは総体として安定している」

・植田日銀総裁

「基礎的なインフレ率にある程度良い目がでてきている」

「(レビュー期間中でも)金融、物価、経済情勢次第で必要な政策を実施」

「(レビューは)あらかじめ特定の政策運営を念頭に置いて実施するものではない」



【経済指標】

・日・3月毎月勤労統計・現金給与総額:前年比+0.8%(予想:+1.0%、2月:+1.1%←+0.8%)

・日・3月家計支出:前年比-1.9%(予想:+0.8%、2月:+1.6%)

・中・4月輸出:前年比+8.5%(予想:+8.0%、3月:+14.8%)

・中・4月輸入:前年比-7.9%(予想:-0.2%、3月:-1.4%)