9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、134円91銭から135円36銭まで上昇し、135円23銭で引けた。今週予定されている米4月消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)などの重要インフレ指標の発表や入札を控え、米国債相場が軟調に推移。金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。その後、ウィリアムズ米NY連銀総裁が講演で追加利上げが必要と言及せず、ドル買いが後退した。



ユーロ・ドルは、1.0941ドルまで下落後、1.0973ドルまで上昇し、1.0960ドルで引けた。域内の根強い景気後退懸念にユーロ売りが優勢となったのち、ナーゲル独連銀総裁やカザークス・ラトビア中銀総裁欧が利上げ継続を示唆したためユーロ買いが再開した。ユーロ・円は147円89銭まで下落後、148円32銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2578ドルまで下落後、1.2629ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.8943フランまで上昇後、0.8897フランまで下落。