10日の東京市場でドル・円は反発。午前中に国内勢が余剰分のドルを売り、一時135円06銭まで軟化。ただ、米金利の持ち直しでドルは上昇に転じた。午後は植田日銀総裁の出口政策に否定的な発言で円売りが強まり、ドルは135円47銭まで強含んだ。



・ユーロ・円は148円06銭から148円66銭まで上昇。

・ユーロ・ドルは1.0947ドルから1.0982ドルまで値を上げた。



・17時時点:ドル・円135円10-20銭、ユーロ・円148円10-20銭

・日経平均株価:始値29,189.41円、高値29,195.16円、安値29,070.11円、終値29,122.18円(前日比120.64円安)



【要人発言】

・ナーゲル独連銀総裁

「利上げは最終段階に入りつつあるだろう」

「利上げはまだ終わっていない。コアインフレについてまだやるべきことがある」

・植田日銀総裁

「物価安定の実現にしばらく時間を要する」

「出口局面の政策運営を具体的に議論できる状況にない」

「ETF買入れは特段大きな問題が生じるとは思わない」

・バイデン米大統領

「予算について議会で話す準備ができている」

「デフォルトに陥ることはない」

「マッカーシー案は国民に痛手を与える」

ない」



【経済指標】

・日・3月景気動向指数・先行速報値:97.5(予想:97.9、2月:98.2←98.0)

・独・4月消費者物価指数改定値:前年比+7.2%(予想:+7.2%、速報値:+7.2%)