10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円41銭から134円11銭まで下落し、134円34銭で引けた。米4月消費者物価指数(CPI)で伸び鈍化軌道が確認されたため連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ停止、年内の利下げ観測が強まり、金利低下に伴うドル売りに拍車がかかった。



ユーロ・ドルは、1.0942ドルまで下落後、1.1007ドルまで上昇し、1.0983ドルで引けた。数人の欧州中央銀行(ECB)高官が9月利上げの必要性を検討し始めたとの報道を受けてユーロ買いが強まった。ユーロ・円は148円20銭から147円04銭まで下落。ポンド・ドルは、1.2603ドルから1.2680ドルまで上昇後、反落。ユーロ・ポンド絡みの売りに押された。ドル・スイスは0.8927フランまで上昇後、0.8868フランまで下落。