NY外為市場ではドルが高値を再び探る展開となった。ドル指数は102.55まで上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策決定する上で注視している長期期待インフレ率が2011年以来で最高となった。さらに、中立派として知られるボウマンFRB理事が最新の消費者物価指数(CPI)がインフレ鈍化基調の持続性を明確化しなかったとし、物価高と労働力ひっ迫が根強ければ追加利上げが必要だと主張したため年内の利下げ観測が後退。2年債利回りも3.98%まで上昇した。



ドル・円は135円36銭まで上昇し10日来の高値を更新。ユーロ・ドルは1.0897ドルから1.0860ドルまで下落。ポンド・ドルは1.2520ドルから1.2468ドルまで下落した。