芝浦機<6104>:3870円 カ -

ストップ高買い気配。前日に23年3月期の決算を発表、営業利益は57.7億円で前期比36.1%増となり、従来計画の50億円を上振れる着地に。期末配当金も37.5円から70円に引き上げ、年間配当金は前期比32.5円増の107.5円となる。また、24年3月期営業利益は150億円で同2.6倍と大幅増益見通しに。年間配当金も前期比32.5円増の140円としている。想定以上の大幅増益や配当水準の向上がポジティブなインパクトにつながる。





PCDEPOT<7618>:381円 カ -

ストップ高買い気配。MBOの実施が発表されている。同社社長の野島氏が全株式を所有するTNI株式会社がTOBを実施して、全株式の取得を目指している。TOB価格は480円で前日終値に対するプレミアムは59.5%の水準となる。TOB期間は16日から7月10日まで。TOB価格に完全サヤ寄せを目指す動きとなっている。





三菱UFJ<8306>:900.6円(+15.7円)

続伸。前日に23年3月期の決算を発表、純利益は1兆1165億円で前期比1.3%減となり、従来計画の1兆円を上振れる着地に。24年3月期は1兆3000億円で同16.4%増を計画、市場予想をやや上回る水準となっている。また、年間配当金も前期比9円増の41円を計画しており、利回り妙味などは一段と高まる状況にも。長期金利上昇に伴う米金融株高の流れも本日は支援になっているとみられる。





スズキ<7269>:4684円(-244円)

大幅反落。前日に23年3月期の決算を発表、営業利益は3506億円で前期比83.1%増となったが、24年3月期見通しは3300億円で同5.9%減、市場予想を400億円以上下回っている。比較的保守的なガイダンスが多い銘柄とは位置付けられているが、同業他社との比較からネガティブな反応が先行している。研究開発費や固定費負担の増加などが主な減益要因としているもよう。





日本郵政<6178>:1073.5円(-65.5円)

大幅反落。前日に23年3月期の決算を発表、純利益は4311億円で前期比14.1%減となり、会社計画4000億円は上回って着地。一方、24年3月期は2400億円で同44.3%減と大幅減益の見通し。ゆうちょ銀行の持分低下の影響は想定線といえ、日本郵便が551億円の減益見通しになるなど、減益幅の大きさにネガティブなインパクトが先行へ。発行済み株式数の10.0%に当たる3億4600万株上限の自社株買い発表も下支えとならず。





cotta<3359>:604円(+100円)

ストップ高をつけ、年初来高値更新。23年9月期の営業利益予想を従来の6.20億円から7.80億円(前期実績5.51億円)に上方修正している。人的リソースや広告宣伝費を集中させたことから、運賃コストや物流人件費が改善する見込みとなったため。併せて期末配当予想を従来の4.00円から8.00円(前期末実績4.00円)に増額修正している。また、30年9月期の営業利益目標を19.60億円とする中期経営計画を公表している。





ヘッドウォーター<4011>:17270円(+3000円)

ストップ高。6月30日を基準日として1株につき2株の割合で分割すると発表している。23年12月期第1四半期(23年1-3月)の営業損益は0.61億円の黒字(前年同期実績0.10億円の赤字)で着地した。AIインテグレーションサービスやDXサービスなどが順調に伸び、黒字に転換した。通期予想は前期比9.4%増の1.20億円の黒字で据え置いた。進捗率は50.8%に達している。





うるる<3979>:2231円(+242円)

大幅に反発。株主優待制度を新たに導入すると発表している。毎年3月31日現在の株主を対象に連結子会社が運営する出張撮影サービス「OurPhoto」の3000円割引クーポンを1枚贈呈する。また、24年3月期の営業損益予想を13.00億円の黒字と発表している。23年3月期の営業損益は0.08億円の黒字(前期実績2.41億円の赤字)で着地した。オペレーター運用効率化による原価率改善などで会社計画(0.50億円の赤字)を上回った。