16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円69銭へ下落後、136円68銭まで上昇し、136円39銭で引けた。米4月小売売上高の伸びが予想を下回りいったんドル売りが優勢となったのち、プラスの伸びに改善したことや、国内総生産(GDP)の算出に用いられる自動車・建材などを除いた小売りの伸びが予想を上回ったことを受けて、金利上昇に伴うドル買いが強まった。さらに、米4月鉱工業生産・設備稼働率、5月NAHB住宅市場指数も予想を上回ったほか、メスター・クリーブランド連銀総裁やバーキン米リッチモンド連銀総裁が追加利上げの必要性に言及したためドル買いが一段と加速した。

ユーロ・ドルは、1.0890ドルから1.0855ドルまで下落し、1.0862ドルで引けた。ユーロ・円は147円73銭から148円50銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2536ドルから1.2477ドルまで下落。ドル・スイスは0.8934フランから0.8971フランまで上昇した。