パンチ<6165>:464円(+20円)

大幅反発。民間企業で世界初の月面探査に挑むダイモンと技術パートナー契約を締結したと前日に発表、買い手掛かり材料とされている。ダイモンはロボット・宇宙技術開発ベンチャーであり、今回の契約締結により、同社も月面探査計画「Project YAOKI」の一員として参画することとになる。月面探査車への3Dスキャナ計測サービスの提供、金属一体化技術「P-Bas」による新素材開発で貢献を目指すもよう。





ひらまつ<2764>:293円(+22円)

大幅反発。前日に4月の月次動向を発表、全社売上高は前年同月比25.8%増となり、3月の同26.9%増に引き続き高い伸びとなっている。新型コロナの5類感染症への移行日を目前に控え、外食需要、国内旅行需要、及びインバウンドによる海外旅行客の訪日需要がより一層高まっているもよう。全事業が伸長しているが、とりわけ、ブライダル事業の伸びが目立っている。決算発表後に一段安となっていたが、格好のリバウンド材料となる形に。





楽天グループ<4755>:600円(-10円)

続落。公募増資実施の観測報道を受け、週初から売り優勢の展開となっていたが、前日には、公募及び第三者割当による新株式発行を正式に発表している。国内募集2億3405万1000株、海外募集2億3405万1100株の公募増資、三木谷興産、スピリット、サイバーエージェント及び東急を割当先とする第三者割当増資7879万9000株を実施する。新株発行総数は現在の発行済み株式総数の34.3%の水準となる。





クオールHD<3034>:1473円 カ -

ストップ高買い気配。第一三共の連結子会社である第一三共エスファの全保有株式を取得し、子会社化すると発表している。24年4月までに第一三共保有株式の51%を取得、将来的に100%を同社が取得する予定となっているもよう。第一三共エスファはオーソライズドジェネリック製品を強みに医薬品市場で業績を拡大している企業、23年3月期営業利益は128億円となっている。業容拡大、並びにシナジーを期待する動きが優勢に。





光通信<9435>:20310円(+1410円)

大幅反発。前日に23年3月期の決算を発表、営業利益は866億円で前期比3.6%増となり、従来予想の850億円をやや上回る着地に。期末配当金も138円計画から141円に引き上げ。また、24年3月期営業利益は930億円、同7.4%増と連続増益見通し。年間配当金は前期比19円増の564円を計画している。さらに、発行済み株式数の0.78%に当たる35万株、50億円を上限とする自社株買いの実施も発表している。





ポート<7047>:1655円(+146円)

大幅に続伸。6月からの各電力事業者の電気料金値上げで、自社の販売支援サービスエネルギー領域にポジティブな影響があると発表している。電気料金値上げを踏まえ、新プラン導入に当たってプランニングに関して取引先電力事業者から相談がきているほか、料金改定後の条件交渉について取引先大手電力事業者を含めて協議を開始している状況という。業績に与える影響が判明次第、速やかに公表するとしている。





ヘッドウォーター<4011>:19500円(+2230円)

年初来高値。AIキャラクターサービスの開発などを手掛けるrinna(東京都渋谷区)とパートナー基本契約を締結し、Azure OpenAI Service/GPT4を用いた自然言語AIや対話AI事業での協業を強化すると発表している。両社でChatGPT/GPT-4の導入コンサルティング事業を強化し、共同営業と相互送客を展開するほか、ヘッドウォータースが提供するマルチAIプラットフォーム「SyncLect」とrinnaのAIエンジンを連携させる。





スパイダープラス<4192>:667円(+29円)

大幅に5日続伸。基本特許「詳細図自動切り出しAI」を業界で初めて取得したと発表している。建物構造図の詳細図から特定の領域を切り出す作業を自動化するAI技術で、従来要していた時間を約70%削減することが可能になるという。自社が提供するBPOサービス「SPIDERPLUS ASSISTANT」の配筋検査の事前準備で今回の基本特許の活用を進め、詳細図の切り出し作業の効率を高める。