日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+0.51(上昇率2.96%)の17.75と上昇している。なお、今日ここまでの高値は17.98、安値は17.26。



今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まり、取引開始後も堅調に推移している。一方、市場では高値警戒感が継続しており、また、日経225先物は昨日までの3日続伸で720円上昇したことから、短期的な過熱感も意識されている。こうした心理を背景に、今日は株価は堅調だが、高値警戒感や過熱感はむしろ強まり、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは昨日の水準を上回って推移している。





【日経平均VIとは】

日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20〜30程度)に回帰するという特徴も持っている。