日経平均VIは上昇、高値警戒感や短期的な過熱感強まる
昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを引き継ぎ、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まり、取引開始後も概ね堅調に推移している。一方、市場には高値警戒感が継続しており、また、日経225先物は昨日までの4日続伸で940円上昇したことから短期的な過熱感も意識されている。こうした中、今日の日経225先物が大幅高となったことで、高値警戒感や過熱感がより強く意識され、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが高まり、今日の日経VIは昨日の水準を上回って推移している。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20〜30程度)に回帰するという特徴も持っている。