ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長く伸び悩んだが、欧州銀行(ECB)による追加利上げの可能性は残されていること、日本銀行は金融緩和策の長期継続の方針を堅持していることから、150円96銭(2023/5/1)まで上昇。ユーロ圏経済の先行き不安は消えていないが、景気後退入りの可能性は低下した。インフレ抑制のために欧州中央銀行(ECB)は0.25ポイント程度の追加利上げを行う可能性があるため、米ドル・円相場に大きな動きがない場合、リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに強まる可能性は低いとみられる。



【ユーロ売り要因】

・欧米金融システム不安

・欧州諸国の財政悪化、景気後退入りのリスク増大

・ECBは利上げ停止に近づく



【ユーロ買い要因】

・ECBによる追加利上げの可能性残る

・ユーロ圏のインフレ率は高止まりの様相

・年内米利下げ観測