日経平均は79円安(9時5分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。先週末の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、東京市場には高値警戒感が継続していることに加え、日経平均が先週末までの7日続伸で1600円を超す上げとなったことから短期的な過熱感も強まり、利益確定売りが出やすかった。一方、引き続き海外投資家などによる日本株の見直し買いが指摘された。また、日本株の世界株に対するアウトパフォームが鮮明となっていることから、日本株の持たざるリスクが意識され、買いの原動力となっているとの指摘もあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された3月の機械受注統計は、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)が前月比3.9%減だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は0.8%増だった。寄り後、日経平均はもみ合いとなっている。