日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は23日、前日比+0.73(上昇率3.85%)の19.71と上昇した。なお、高値は19.90、安値は18.74。今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。一方、日経225先物は昨日までの7日続伸で1910円上昇しており、取引開始時点で株価が上昇したことで短期的な過熱感がさらに強くなり、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが高まり、日経VIは上昇して始まった。午後に日経225先物は手仕舞い売りから下げに転じ、日経VIは低下する場面があった。しかし、その後、日経225先物が下値の堅い展開となったことから、高値警戒感は継続し、日経VIは再び上昇に転じて推移した。



【日経平均VIとは】

日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20〜30程度)に回帰するという特徴も持っています。