飯田GHD<3291>:2459円(-41円)

続落。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「3」に格下げ、目標株価も2300円から2200円に引き下げている。厳しい競争環境が続くなか、当面は利益率よりも販売戸数・回転率を重視する方針であり、粗利率回復は緩やかなペースに留まると予想している。本格的な利益回復やROE改善には時間を要するとの見方。一方で、株価上昇によって相応の利益回復は織り込まれたと判断。





三越伊勢丹<3099>:1411円(-2円)

もみ合い。野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も1250円から1780円に引き上げている。継続的な経費コントロールと売上拡大を背景に、今後も利益成長が続く確度が高まったと判断、株価にはさらなる上昇余地としている。25年3月期も2割の営業増益を予想しているようだ。ただ、前日からは中国でのコロナ感染再拡大を懸念する動きが強まっており、本日も反発力は限定的な状況に。





藤コンポ<5121>:950円(+70円)

大幅続伸。前日に提出された大量保有報告書において、MI2が5.25%の大株主になったことが明らかになっている。保有目的としては、投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案などを行うこととしている。MI2は村上世彰氏の長男である貴輝氏が株式の大半を保有しているとみられており、直近では旭ダイヤモンドの大量保有が話題となっていた。株主還元策向上につながるなどの思惑も先行する形に。





リベレステ<8887>:726円(-81円)

大幅続落。取引先への融資に併せ、相場より高値で自社の不動産を購入させるなど違法な利息を受け取った疑いが強まったとして、警視庁が同社社長ら3人を出資法違反の疑いで逮捕したと伝わっている。法人としての同社も近く書類送検する方針などとされている。今後の業績への影響を警戒する動きが強まっているもようだ。なお、会社側では6月1日付で現社長が相談役に就き、新社長が就任する人事を4月に発表していた。





アドバンテス<6857>:16280円(+2220円)

大幅反発。同社のほか、イビデンや新光電工、SCREENなど半導体関連株が揃って上昇。前日に決算を発表した米エヌビディアが時間外取引で一時30%に迫る上昇となっていることが買い材料につながっている。エヌビディアの2-4月期純利益は前年同期比26%増と大幅増益、減益を見込んでいた市場予測を大きく上回っている。また、5-7月期売上高見込みも、市場予想を5割近く上回っているようだ。





セルソース<4880>:2624円(+58円)

大幅に4日ぶり反発。出資先のクオリプス<4894>が東証からグロース市場への新規上場を承認されたと発表している。上場予定日は6月27日。クオリプスは、ヒトiPS細胞由来の再生医療等製品の開発・商業化を主たる事業としている。「新規上場申請のための有価証券報告書」の株主の状況によると、セルソースはクオリプス株10万株(自社株を除く株式総数の1.57%)を保有している。





ウェルプレイドR<9565>:3345円(+495円)

大幅に続伸。国内最大級のポーカールームを運営するPOKER ROOM(東京都世田谷区)と業務提携を締結したと発表している。ポーカーの競技シーンの発展を目指してイベント開催時などに協力するほか、ポーカールーム「ROOTS SHIBUYA」「ROOTS OSAKA」の活用、ストリーミングなどで両社が有する経営資源や経営ノウハウを有効活用し、事業効率の向上などを図る。





カルナバイオ<4572>:762円(-21円)

反落。次世代モビリティーシフトアッセイ機器として、ScieX社のBioPhase8800を使用したプロファイリングシステムの開発に成功したと発表している。現在、マイクロ流体環境キャピラリー電気泳動システムによるキナーゼプロファイリングの測定機器としてPerkinElmer社のEZ ReaderIIを利用しているが、サポートが24年末で終了する。今回のBioPhase8800を利用したシステムで継続的な提供が可能としている。