日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は30日、前日比-0.30(低下率1.48%)の19.91と低下した。なお、高値は19.92、安値は19.49。昨日の米株式市場が休場で手掛かり材料に乏しい中、今日の東京株式市場はやや売りが先行し、日経225先物は小幅に下落して始まり、取引開始後は昨日の終値をはさんで落ち着いた値動きとなった。市場では昨日までの株価上昇で高値警戒感が強まっていたが、今日は株価が落ち着いた動きとなったことから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードはひとまず後退し、日経VIは終日、昨日の水準を下回って推移した。



【日経平均VIとは】

日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20〜30程度)に回帰するという特徴も持っています。