31日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、146円19銭から145円75銭まで値を下げた。米10年債利回りの戻りが鈍く、ドル買いは後退。一方、ユーロ・円は159円70銭台に浮上し2008年以来の160円に接近したが、ドル・円が重石となった。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は145円75銭から146円19銭、ユーロ・円は159円18銭から159円73銭、ユーロ・ドルは1.0920ドルから1.0939ドル。

【経済指標】

・日・7月鉱工業生産速報値:前月比-2.0%(予想:-1.4%、6月:+2.4%)

・中・8月製造業PMI:49.7(予想:49.2、7月:49.3)

・中・8月非製造業PMI:51.0(予想:51.2、7月:51.5)

【要人発言】

・中村日銀審議委員

「賃金上昇を伴う物価上昇の形成には至っていない」

「物価2%の持続・安定的な実現を見通せる上昇に至っていない」

「金融引き締めへの転換、まだ時間が必要」