日経平均VIは小幅に上昇、短期的な高値警戒感を意識
指数によって高安まちまちとなった先週末の米株式相場を受けた今日の東京株式市場はやや買いが先行し、日経225先物は小幅に上昇して始まり、取引開始後も概ね底堅く推移している。一方、日経225先物は先週末までの5日続伸で1070円上昇したことから、市場では短期的な高値警戒感が意識され、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは後退せず、日経VIは先週末の水準をやや上回って推移している。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20〜30程度)に回帰するという特徴も持っている。